2017年03月27日

SEやっとります。

他人本位と自分本位


ある男がいる。名は長谷川。
ごく一般的な家庭に育ったごく一般な男。
中学、高校と進み、短大を卒業するころには就職活動が待っていた。
周りが就活しているから、親が就職しなさいというから、就職しないとダメだから。
長谷川は根拠のない他人の理由を盾に就活をしていく。
そこには自分がいないのだ。それではどんな会社にいきたいのかもわかるわけがない。
1社、2社落ち、先生に言われた。「お前は会社に何を求めている?」
なんとなく気づかれたのだろう。長谷川の就活には自分がないことを。
長谷川は答えた。「僕は安定した生活ができる会社にいきたい」
この長谷川が考えた安定とはなんだったのだろうか?
未来永劫に続く会社?休みが取れる会社?福利厚生がしっかりしている会社?
この時の長谷川にはそんな具体的な考えはなかっただろう。
きっと、波風を立てず、だらだら人生を過ごしたいと考えていたのだろう。
先生は言った「よし、とりあえずお前が落ちた1社目に子会社がある。そこも受けてみたらどうだ?」
何が「よし」なのかはわからなかったが、そこを受けることにした。そして見事に受かった。
職種はSEだった。このSEとは「システムエンジニア」ではなく「サービスエンジニア」のことである。
この時、長谷川は自分の人生に波風が少し立ったことを今はまだ気づいていなかった。

posted by 大佐への道 at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ある男 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
QLOOKアクセス解析